その他・コムシー

 暑い…暑すぎて虫すらも元気ないぜ…

 今回の機体は相反する属性を合わせたら最強になる___訳も無く

反発し合って互いの長所が消えた‥‥そんな機体です 

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機体名:コムシー

当初は飛行型の支援機として開発されていたのだが

完成間際、視察に来た上層部の

 

「空からの支援だけではなく、地上で戦闘も行える方がよいのではないか?」

 

との指摘を受け急遽、陸上で活動できるよう変形機構や脚部を増設

可変機EXMに生まれ変わった

 


納期は変わらなかったので現場は阿鼻叫喚の地獄と化した

 

開発中止になった機体のパーツを流用したり

強度不足を誤魔化したり 

開発者の睡眠時間が消滅したり等々

表沙汰に出来ない事が多々あったが

機体は完成したのでヨシ!


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コムシーは滑走路なしで飛び立つことが可能であり

対地レーダー(胴体の突起部分)を装備しているので

敵の補給部隊を発見しやすく、敵軍の補給線に打撃を与えた戦果は

機体の戦闘力に比べて高い

 

 


胴体に備え付けられた2門の対地機銃の餌食となった敵補給部隊


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速度は落ちるが翼の下に左右1発ずつミサイルを装備すれば

大型の装甲輸送車をも破壊する

 

a「もう限界に近い!修理用のパーツはいつ来るんだ?!」

b 「さっき”害虫”に食われたとよ」

a「またかよ!?見つけたらハチの巣にしてやるッ!!」 

 

目敏(めざと)く補給部隊を見つけ攻撃するコムシー

敵からは補給物資を食い荒らす”害虫”として相当嫌われていたようだ

 

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 上空から索敵を行い、潜伏している敵部隊の位置を味方に知らせる等

飛行型支援機としてのコムシーの評判は悪くは無かった

 

_____問題だったのは、人型形態の使いにくさと脆弱な火力である

コムシーが生まれたのは

連合はバスキーロッド、バイロン軍はラウンドノヴァが運用されていた時代

正規軍のEXMは重装甲が主流であり

コムシーの対地機銃では敵主力機の装甲を貫けなかったのだ

 (なお、専用装備の短銃はロイロイを辛うじて倒せる程度の威力しかない)

 

この火力不足については開発時のゴタゴタによりコムシー用の武装開発に

リソースを割けなかったのだと思われる

 

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コムシー(人型形態)について

人型になると翼のスラスターが使用不能になり推力が低下する

メインスラスターの推力は高いため直進速度は速いものの、小回りが利かない

 無理矢理曲がろうとした場合、股関節の強度が足りずに自壊する

 

腕部は上下には動くが左右には動かない

つまり敵を攻撃するには正面に敵機を捉えなければならず

被弾のリスクが高い

 

主武装の対地機銃はそもそもが対地攻撃用であり

下方向の射角は広いが機体正面を攻撃する事はできなかった

 

一応、機体を大きくのけぞらせば射角は確保できるのだが‥‥

 


この時代の陸戦機の装甲には歯が立たず___返り討ちに合う

 

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武装があまりにも貧弱であった為

コムシーのパイロットは地上で戦う際は

攻撃が通じる敵機をなんとか倒し、武器を奪い戦ったようだ

 

これを聞いた者はこう思うだろう 

「なぜ出撃時、コムシーに友軍機が使用している武装を持たせないのか?」___と



‥‥専用装備以外の武装を持った状態で飛行形態に変形しようとして

武装が機体に引っかかり、不完全な飛行形態に変形

機体の制御ができずに墜落する事故が多発した

 

 変形を多用するコムシーは汎用武器を装備できず

武器は現地調達していたという訳である 

(もっとも、敵の武器を持った状態で変形して墜落する者が少なからずいたのだが)


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「飛行形態にあらずんばコムシーにあらず___」

基地司令官が公然と発言するほど

 コムシーの人型形態の評価は低かった

 

支援機としてはそこそこ優秀だったせいもあり

コムシーを地上で使おうとする者はいなくなった____かに思えた

 


「コムシーって、ちょっと改造すれば地上を高速移動できそうだな」

とあるパイロットの突飛な思い付き

 

彼は思い付きでは終わらせず、即座に行動に移る

気の合う整備兵と共に自機であるコムシーの改造に乗り出したのだ

 

機体各部の強化に加え、機体のシステムにも手を加え

武装は破損した武装の山からパーツを集めたスナイパーキャノン


 

そうして完成した機体が

後にエースパイロットの乗機として有名な

コムシー・スナイパーカスタムである

 

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コムシー・スナイパーカスタム

 地上戦に特化しており対地レーダや対地機銃は取り外されている

武装はスナイパーキャノンのみ

股関節を強化し腕部をフレキシブルスラスターに改造した事で

縦横無尽に地上を疾走する機体に生まれ変わった

 

スナイパーキャノンの射程距離は自軍のアサルトライフルより長いのだが

命中率を上げるためか、パイロットは近距離戦を好んだようだ

 



推力を活かした高速一撃離脱

この戦法でコムシー・スナイパーカスタムは多大な戦果を上げた

 

予想外の活躍と言える活躍により、コムシー・スナイパーカスタムを基にした

コムシー・スナイパーが後に開発された

 

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コムシー・スナイパー

胴体に大型のプロペラントタンクを装備

対地攻撃用の機銃は威力が強化され、機体正面も攻撃可能となり

小型キャノン砲も新たに追加された事で火力は格段に向上した 

しかし操縦難度が非常に高く、扱える乗り手は少なかった


コムシー・スナイパーカスタム(左)とコムシー・スナイパー(右)

 総合的な性能ではコムシー・スナイパーに軍配が上がるが

装備が増えた分、重量が増しており 

最大速度はコムシー・スナイパーカスタムより低下している

 速度のカスタム、総合のスナイパーといった感じだ

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・コムシー大集合

 

これはコムシー


 

こいつはコムシー・スナイパーカスタム


こっちはコムシー・スナイパー


ではこれは?

 

コムシーにスナイパーキャノンを取り付けた現地改修機だ

 

全部同じじゃないかって?

違いますよー! 



その他・コムシー _完_

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 ・あとがき

暑い…それ以外の言葉が思いつかないぐらい暑い

早く秋が来て欲しい…

 

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